【旭川の泌尿器科・人工透析センター】 医療法人恒貴会 「東光やわらぎ泌尿器科」 / 「神居やわらぎ泌尿器科」
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小3の息子がオネショをします。そのうちになおりますか?
「その内治るよ」は、ある程度あたっています。5才までに5分の1、小学生では10分の1程度となります。 5歳ごろまでの夜尿は生理的と考えられ、機能の完成には個人差があり、多少遅れるお子さんもそのうち徐々に治ることが多いものです。しかし小学校高学年になると、修学旅行など家を離れ泊まる機会が増え、ご本人やご両親にとっては大きなストレスになります。
夜尿症の原因は、
1. 尿を溜められない、1回の排尿量が少ないお子さんで、時に昼間も頻尿やおもらしがある(非多尿型)
2. 夜間造られる尿量が膀胱にためられる限度以上に造られる。抗利尿ホルモンの分泌不良(多尿型)
以上の二つの理由のいずれか、または両方の存在が原因でオネショが続くことになります。
日常生活の注意点は、
① 起こさず、 ②あせらず、 ③しからず
…が、三原則です。ストレスフルな生活や遅寝などの生活習慣は、自律神経の完成を遅らせます。規則正しい生活、夕食後の水分制限、塩分は控える、尿は我慢してたっぷりするようにする、などを励行してください。通常就学前のお子さんでも昼間の頻尿、尿失禁があるときには治療の対象となります。就学児童、特に小学校高学年では宿泊行事の日程がいよいよせまり、止むに止まれず病院を受診される患者さんがおられます。しかし原因を調べ治療が功を奏すには、ある程度の時間が必要です。時間的に余裕を持って受診して下さい。
風俗SEX後、排尿すると痛く、膿がでます。病気でしょうか?
尿道炎です。男子尿道炎といえば、―淋しい病―淋病が有名です。淋病は淋菌の感染により起こり、排尿時の強い痛み、膿性のウミなど激しい症状などを伴い、異常に気づかない人はまずいないでしょう。しかしクラミジア性尿道炎は比較的症状が軽く、時にはその異常に全く気づかないこともあります。男性の尿道炎の半数以上はクラミジアによるものと考えられ、年々増加傾向にあります。さらに性パ-トナ-の女性の症状も非常に軽いということです。本人が気づかずに炎症が継続し、骨盤内感染や不妊症の原因ともなります。
人が気づかず自分が尿道炎にかかったと思われた時は、ためらわずに専門医を受診してください。クラミジアの検査は尿のみで可能で大変楽になります。また治療も適切な抗生物質の投与で完全に治せます。性パ-トナ-ともども完全に治療して感染の輪を断ち切ることが肝心です。
60 歳男性です。体のだるさ、のぼせ、不眠症です。男性更年期では?
更年期障害は女性では一般的ですが、男性でも徐々にその存在が認められています。性欲の低下、勃起力の低下、を認め、意欲の低下、体力の低下、不眠、イライラ感など、うつ病症状を示し、精神科や心療内科を受診する方もいます。急な発汗、ほてりもよく認められます。あなたの症状は男性更年期障害の可能性がありますが、男性ホルモン値などを測定する必要があります。泌尿器科を受診して下さい。
尿が溜まると痛く、近いです。出る量も少ないです。抗生物質を飲んでも治りません。
排尿時痛、頻尿などの症状は、膀胱炎などでみられ、通常、抗生物質の投与で改善します。しかし、同じ膀胱炎 という名前でも、抗生物質の投与では良くならず原因不明の間質性膀胱炎があります。20歳から60歳代の女性に多いのが特徴です。頑固な頻尿や尿意切迫には間質性膀胱炎を疑ってみる必要があります。
間質性膀胱炎の診断は簡単ではありません。水圧拡張術といって、下半身麻酔下に膀胱内に水を注入して膀胱を機械的に拡張する方法があり、膀胱粘膜の出血など特徴的な所見が認められれば診断されます。同時にこの拡張法が治療としても有効です。